寒さがすべてのやる気を奪っている。朝、最悪の一歩手前くらいの気分で起きて、寒さにキレながら支度をしてなんとか電車に乗った。コンビニの肉まんを前の夜から食べたかったけど、そのために少し早めに起きるなんてことができない朝弱人間なので、肉まん食べたいと思いながらせつなく出勤した。
モニターを凝視しまくるのと寒さのせいで肩がすごく凝っていて、呼吸が浅い。それでも私はたいそうにこやかに働いているのでえらすぎる。人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接することだと、小説家の田辺聖子先生も言っていた。なるべくそうありたい。
そんな殊勝な心持ちで頑張っているのに、帰りの電車で、貧乏ゆすり＆1分に1回くらいの頻度で「チャッ」と舌を鳴らすおっさん（しかもマスクをわざわざずり下げている）が隣に座り、ぶん殴りたいほど不愉快な気持ちになり、内心不機嫌マックスになった。
席を立とうかと思ったけど、車内がほどほどに満席だったせいで、おっさんへの不愉快さよりも座っていたい気持ちが勝ってしまい、しばらく真横でおっさんの気持ち悪い挙動を感じつつ電車に揺られることになってしまった。せめてマスクをしろバカ。
そんな一日だったけど、帰り道にコンビニによって肉まんを買って食べられたのでもうよしとします。普通の肉まんより50円くらい高い、極旨黒豚肉まん。冬の冷たい空気のなかでかぶりつく肉まんの美味しさったらないよ。そんな感じ。またね。
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